今月70歳の古希を迎えるに当たり、白内障の手術を行いました。
たまたま眼科で定期検診を受けた時、「最近打ったゴルフボールをなかなか見にくくなってきました」と言ったところ、「自分ではまっすぐにフェアウエーに打ったつもりでしょうが、左右のラフに飛んでるのではありませんか・・・・」と言われてしまった(この先生痛いところを突いてきたな・・・。
検査の結果は弱い白内障がが出ていた。
そこで思い切って手術をしました。
目を開けたままで、メスが近づいてくる・・・・
黒目の水晶体を抜き取る・・・・
そして人工のレンズをはめ込む・・・・
想像しただけで恐ろしい感じがしていた。
怖いので取りあえずは今回は左目だけにしておこう。
いざ麻酔の点眼薬を点滴し手術用の椅子に寝かせられ観念しました。
左目だけ穴の開いたカバーを顔にかぶせられ、サーチライトのような明るさの光が左目に射した途端、何も見えなくなった。
「さあ、始めますよ」の声に緊張で体が硬くなる。
自分ではこんなこと平気ですよと強がった振りをしていたが、体はこわばっていたようでした。
キーンという音とともに小さな回転のこぎりのようなものが眼球に触れているようだ。
おそらく水晶体を取り除くための切り込みをしているのだろう。
音が止まると、眼球をグッと押している感じがした。
これは水晶体を抜き取っているんだな。
その間消毒液なのか液体がじゃぶじゃぶ目にかけられている。
「さて×△○×○△・・・・」先生と看護婦が何やら小声で話している。
一瞬ドキリ、嫌な予感・・・。
その後、又眼球が押さえられ何か固い異物感のあるものを感じた。
おそらくこれは新しいレンズをはめ込んでいるんだな。
すると「はい! 終わりましたよ」の声に、思わずホッ。
長く感じた約7〜8分間の出来事でした。
通院に少し不便なので一晩入院をした。
翌朝の診察時
右目をあけて見えたのは今までの景色。
今度は左目の眼帯を外し、恐る恐る開いて見えた景色・・・・。
一言でたとえるならば、今までの右目は普通の白熱電球の明るさ(少し黄色っぽく見える)。
ところが左目は、LEDのような明るさ(光り輝く鮮明な明るさ)。
世の中の景色が変わったように感じられた。
さっそく先生にお礼とお願い・・・・・
「先生ありがとうございました。これでボールも良く見えるようになりました。続けて近いうちに右目もお願いします」
そして先生のきつい一言
「白内障は直したけれど、ゴルフの技術は治していませんよ・・・・」
この先生、手術の技術は最高だけど、話術もなかなか最高だね。
一度ゴルフを一緒にプレーをしてみたい。